※王宮内は撮影不可なので、絵はがき写真を掲載しています。 |
ROYAL PALACE |
ブリュッセルの中心部にあるベルギー王宮は、かつてこの地域を治めていたブラバン公爵の宮殿があった場所に建っており、元々はブラバン公の狩場だった広大なブリュッセル公園の南側に通りを挟んで隣接して建っています。 ベルギーは18世紀初めにはナポレオンに支配を受けた後、オランダやオーストリアによる統治の時代がありましたが、現在の建物は18世紀にオランダのオラニエ公ウィレム1世の治世下で建築されたものを基礎としています。 ベルギーは1830年に独立を果たし、レオポルト1世を初代国王として迎えましたが、続く2代国王レオポルト2世によって王宮は内外装ともほぼ全面的に改築されました。建物の両翼部分は18世紀に建てられたもので、右翼部分はベルビュー博物館として使用されています。 現在、王家一家の居城は郊外のラーケン宮に変わっており、この王宮は国賓を迎えた際の迎賓館として利用されていますが、国王が国内に滞在している時には王宮中央の屋根に国旗が掲揚されます。 夏期(7月下旬末から9月の初め頃)のみ一般公開されており、装飾の煌びやかな宮殿内を見学できます。その際は、荷物を入口で預けて入らなくてはならず、少々面倒ですが、必見の価値ありです。 |