ヴェドゥータ |
「ヴェドゥータ」と呼ばれる都市景観画は、当時の観光旅行ブームの影響もあり、18世紀のヴェネツィアで大いに流行しました。 眼前の風景をできるだけ忠実にパノラマ風に描き、光や大気の効果を巧みに表現した絵画です。この風景画の起源はローマですが、写真や絵葉書のない時代、人々は旅の思い出に絵を買い求めたのでした。 |
今回の展示会には、他にもガブリエル・ベッラ作のヴェドゥータが10点出品されていました。当時のお祭りや婚礼、テニスやサッカーなどの様子が伺える貴重な絵画です。 |
その美しさで「アドリア海の真珠」と呼ばれるベネツィアは、7世紀から18世紀まで共和国として存続し、東方交易の要として経済的繁栄を謳歌しながら「芸術の都」としても名を馳せてきました。多くの人を魅了するイタリアの中でも、ヴェネツィアはその歴史や地理から独自性を持った街―。そんな街から生まれたヴェネツィア派の絵画もまた独自の光を放っています。 |
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2007年9月 2日〜10月25日 |
「聖母子と洗礼者ヨハネ」 |
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「洗礼者聖ヨハネの首をもつサロメ」 |
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「愛の始まりの寓意」 |
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「聖母子と聖ヨセフを礼拝する聖女テレサと |
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「統領ジョヴァンニ・コルナーロ1世の肖像」 |
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「リドット(賭博場)」 18世紀に活躍したロンギは、この都市に住む人々の風俗や仮面舞踏会など貴族階級の日常生活を優雅に描き出し、ヴェネツィア派最後の巨匠と言われる画家です。今回はこのほか「ライオンの見世物小屋」など合計4点の展示。 |
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「パラッツォ・ドゥカーレに入るフランス大使ジェルジ伯、1726年11月4日」(部分) |
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展示会を代表する作品として、会場の入口を入った正面に展示されていたヴェドゥータ(都市景観画)。 |
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「サン・ジョルジョ・マジョーレ島と税関」 (部分) |
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