国立エルミタージュ美術館所蔵 〜ヨーロッパ磁器に見る宮廷晩餐会〜 |
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エカテリーナ2世 1729年にドイツのシュテッテンの貴族の娘に生まれ、16歳の頃に皇太子だったロシア大公ピョートルと結婚。帝位をついだ夫が人望がなかったことから、側近の近衛連隊やロシア正教会に支持されてクーデターを起こし、1762年に女帝として即位。以後、30年以上にわたって絶大な権力者として君臨。エルミタージュ美術館基礎を築いたことでも知られる。 この肖像画は、宮廷画家のブロンプトンが描いたもので、女帝55歳。 |
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ベルリン・デザート・セルヴィス | ||||
ベルリン王立磁器製作所(プロイセン) 1770〜72年 | ||||
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エカテリーナ2世彫像 |
チューリン |
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チューリン受け皿 「戦勝記念碑」
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↑ 戦闘後に休息するロシア兵 ↓ トルコ部隊野営図 |
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聖アンドレイ・セルヴィス | ||||
マイセン磁器製作所 (ザクセン) 1744〜45年 | ||||
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「双頭の鷲」と「聖アンドレイ」の紋章 |
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「アポロと9人のミューズ」 | ||||
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グリーン・フロッグ・セルヴィス | |||
ウェッジウッド社 (イギリス) 1773〜74年 | |||
この「グリーン・フロッグ・セルヴィス」は、ウエッジウッドが改良を重ねて企画化した「クリーム・ウエア」と呼ばれる柔和なクリーム色の陶土で作られています。当時珍しいこの新しい様式は、ウエッジウッドの人気を一躍高めました。ウエッジウッドの庇護者で「クリーム・ウエア」を愛して次々に注文したシャーロット王妃(イギリス国王ジョージ3世妃)にちなみ、1776年に「クィーンズ・ウエア」と命名されたそうです。 |
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↑正餐用のセットに属する食器にはカシの木の小枝をモチーフにした縁飾り。 ←デザート用のセットに属する食器にはキヅタの枝の縁飾りで飾られている。 |
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「グリーン・フロッグ」 蛙の紋章 |
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カメオ・セルヴィス | ||||
セーブル磁器製作所 (フランス) 1778〜79年 | ||||
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ティーカップとソーサー |
花瓶 (軟質磁器によるビスキュイ) |
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花文字の「E」に金文字「U」と帝冠 |
カメオ部分 |
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聖ゲオルギー・セルヴィス | |||
フランツ・ガルドネル磁器製作所 (ロシア) 1777〜78年 | |||
この「聖ゲオルギー・セルヴィス」は、エカテリーナ2世が冬宮において毎年開催する勲章授賞者のための祝賀会のためにモスクワ郊外のフランツ・ガルドネル製作所に注文した勲章セルヴィスの中で最大のもの。 |
円形リーフ皿 | ||
蓋付きクリームカップ (バラ) | |||
蓋付きクリームカップ (リス) | 深皿 | ||
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