き渋谷のBunkamuraミュージアムで開催された「ベルギー幻想美術館」という展覧会に行ってきました。チラシのデザインもそうですが、「幻想」という言葉の響きが妙に好奇心をそそります。今回の展覧会は姫路市立美術館の所蔵品からなるものですが、気になった画家の作品を紹介してみたいと思います。 |
|||
★ベルギー幻想美術の背景★ |
|||
第1章「世紀末の幻想 象徴主義の画家たち」では、総勢9名の画家の作品が展示されていました。
フレデリックとデルヴィルの作品を紹介していますが、そのほかではフェルナン・クノップ4点、レオン・スピリアールト3点など。
幻想美術の導入として、いろいろな作品を楽しめたコーナーでした。
レオン・フレデリック | |||
★「春の寓意」 (1924‐25年) | |||
中央の女性は聖母マリア、抱きあげられている子供はイエス・キリストを連想させ、、キリスト教の三連祭壇画をまねた3枚構成で描かれています。明るくくっきりとした色彩や登場人物たちの服装は、極めて庶民的で、いわゆる宗教画とは違った雰囲気を醸し出しています。 |
|||
ジャン・デルヴィル | ||
女性の横顔を描いたこのデルヴィルの作品は、一見地味ですが、近くで見るととても魅惑的でした。 |
||
第2章「魔性の系譜」は、フェリシアン・ロプスのコーナーでした。 木炭と鉛筆で描かれ、独特の質感でした。 |
続く、第3章「幻視者の独白」は、ジェームズ・アンソールのコーナーです。
ジェームズ・アンソール | 「人々の群れを |
|||
|
||||
「悪い医者」 (1895年) |
||||
「果物、花、裸にされた光」 1936年 | ||||
※次回更新をお楽しみに! |