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レストラン周辺
モン・サン・ミッシェルの入り口、「王の門」の手前にある
どらまちっく・ひすとりー
店の看板

モン・サン・ミッシェルの名物として今や定番になってしまっている名物「オムレツ」。今はグランド・リュー通りのほとんどのレストランのメニューになっているとか、、。オムレツといってもボリュームのかなりある特大オムレツです。
 この名物のオムレツを生み出したのは、「プーラールおばさん」の名で親しまれている19世紀半ばのアネット・プーラールという女性。彼女は20代の頃、モン・サン・ミッシェルのパン屋の息子ヴィクトル・プーラールの元に嫁ぎ、夫とともに1888年に巡礼者向けの宿屋を開業しました。
  彼女は夫に尽くす良妻であったとともに700種類のレシピを持っていたという才能溢れる料理人でした。長い道のりをやってきて、疲れきってやっとたどり着いた巡礼者たちのために、ボリュームがあって栄養価が高い料理はないかと思案し、この巨大なオムレツを考え出したのでした。この料理が評判になり、「プーラールおばさんのオムレツ」はモン・サン・ミッシェルの名物料理になったのです。そして、旅人たちは彼女の温かい人柄に安らぎを感じ、心から寛いだのでした。
 今もプーラール夫妻の宿屋はホテルとして開業しており、レストランも伝統の味を守り続けています。また、ビスケット菓子のガレットもお土産として旅行者に人気で、グランド・リューに販売店を構えています。


ラ・メール・プーラール
La Mere Poulard
ラ・メール・プーラール外観
料理人