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フランス西部、サン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた歴史ある修道院は古くからのキリスト教の巡礼地のひとつで、古くから「西洋の驚異」と称され人々の信仰を対象でした。1979年と早くからユネスコの「世界遺産」に登録されている世界的な観光地です。
「マスカレ」と言われる満潮時の大波が来ると、1時間で15cmも水深が変わり、島の城壁の中までも水が入ってくるという、、、。そんな自然の営みの中で、モン・サン・ミッシェルは刻々といろんな姿を見せてくれます。
羊がのんびりと草を食べている牧歌的な雰囲気の中を走り、小粒ほどにしか見えなかったモン・サン・ミッシェルの姿―。少しずつ大きくなってきて、島のすぐ近くまで来るとその迫力にまず圧倒されますが、今まで見ていた田舎らしい牧歌的な雰囲気とのコントラストがなんともいえません。そして、今は風物詩とも言える島に渡る堤防の道の両脇に並ぶ駐車場の風景に目を奪われているうちに、島の入り口のすぐ近くまで車でやってくることができます。
そして、駐車場で降りると、すぐの近くの「前哨門」をくぐり、続いて「大通り門」、「王の門」へと向かいます。この付近は城塞だった時代の面影が残っており、百年戦争時の大砲もそのまま展示されています。ここを過ぎると、お土産物店やレストランなどの並ぶ小路へと続きます。この「グランド・リュー」(大通り)と呼ばれている小さな目抜き通りもモン・サン・ミッシェルの名所の一つ。とても観光地らしい華やいだ雰囲気を味わえます。
「グランド・リュー」を進み、途中から島の中央の修道院へと登る階段を登っていきます。途中、中世の雰囲気を漂わせる墓地など横目で見ながらさらに登っているいくと、目の上にどんどん迫力のある修道院がせまってきます。勾配が厳しくなると。やがてり入口に到着。さらに90段の大階段を登って、聖堂へ、、、。そうして修道院の見学は始まります。モン・サン・ミッシェルは、708年に聖オベールが大天使ミカエルのお告げを受けて小さな聖堂を建立したのが始まりですが、1300年にも及ぶ長い歴史の中で、様々な増改築が繰り返され、とても複雑な造りになっています。
ベネディクト派修道院が創設された966年、聖オベールの建てた小聖堂の上に「ノートルダム・地下礼拝堂」が建てられました。しかし、この新しい聖堂は、1022年に始まった修道院付属の聖堂の建築のため長い間石の下に埋もれてしまいました。巡礼が盛んになると多くの人を収容できる広くて立派な聖堂が必要になりましたが、岩山の上には十分な場所が確保できないため、上へ上へと建物が積み上げられていったのでした。現在、モン・サン・ミッシェルは最上階にある修道院の聖堂を中心に三層の構造になっていますが、中層階・低層階と下がるにつれ、中心部の岩盤の割合が多い構造になっています。
現存する聖堂や礼拝堂などの建物は何度も崩壊の危機に見舞われ、それを修復したものです。埋もれていた「ノートルダム地下礼拝堂」も18世紀に復元されて見学することができます。
そして、修道院の見所の一つは、ラ・メルヴェイユと呼ばれる13世紀に修道院の居住空間として建てられた部分です。ゴシック様式の「回廊」や「騎士の間」「貴賓室」などは、修道院の中でも美しい装飾の見られる部分です。
そして、聖堂をから修道院の西半分を占めるテラスに出ると、周囲がパノラマで見渡せる絶好の展望スポットで、迫力のある景色を堪能することができます。
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↑島の入り口「前哨門」。入ってすぐの所に大砲があるが、百年戦争の際にイギリス軍から奪ったものと言われている。
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↑「大通り門」から「王の門」を見たところ。左側にはオムレツで有名な「プーラールおばさんのレストラン」がある。
←↓賑わいを見せる「グランド・リュー通り」 |
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階段を登って行くとこのように頭上にどんどん修道院が迫ってきます。 |
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入り口を入ってさらに大階段を登る |
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| 修道院 聖堂 |
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↑奥に見えるのは1523年に建てられたゴシック様式の内陣。
←ロマネスク様式の身廊。11世紀の建立時の建築は半分ほどしか残っていない。 |
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| 地下礼拝堂 |
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中層階にはいつくかの地下聖堂があり、階上の聖堂を支えとなっている。複雑なつくりで、石の廊下や階段で繋がっている。
最古の聖堂であるノートルダム地下礼拝堂は、現存するのは18世紀に復元されたもの。サン・マルタン地下礼拝堂は、11世紀のロマネスク様式で、シンプルなつくり。聖母マリアに捧げられた聖母30本ロウソク地下礼拝堂は11世紀につくられたもの。 |
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