モン・サン・ミッシェルの北面に位置する3層のゴシック様式の建築棟の部分は、修道院の居住スペースとして13世紀に増築された部分でです。その装飾の美しさから、「ラ・メルヴェイユ」(驚嘆)と呼ばれています。 |
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西のテラス方面から見た「ラ・メルヴェイユ」。 最上階は回廊。 |
回 廊 | |||
★中庭の四方を二重の円柱列がずらりと取り囲んでおり、落ち着きと静けさを感じさせる空間は、「ラ・メルヴェイユ」の最上階にあり、修道士たちが休憩したり、瞑想などをするスペースでした。 モン・サン・ミッシェルの修道士たちは様々な学術の研究に携わっていましたが、ここでは薬草が植えられ、それを使って巡礼者の治療なども行なっていたそうです。 ここは海の見晴らしも良く、観光客の展望所となっています。 |
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食 堂 | |||
★最上階の回廊の隣にある厳かな雰囲気の食堂。薄暗いが、両脇にある59の小窓から光が差し込んでいる。ここで修道士たちは、静かに食事をし、聖人伝などのを聞いた。修道院においては、食事も信仰生活の一つの儀式でした。 |
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騎 士 の 部 屋 | 貴 賓 室 | |||
★アーチ型の天井や柱頭の装飾にゴシック様式の特徴のあるこの部屋は、修道士たちが写本や細密画などをする仕事場だった。1469年に「聖ミカエル騎士団」が結成された後、「騎士の間」と呼ばれるようになった。大きな暖炉があったので、「暖取り所」とも呼ばれていたた。 |
★身分の高い人や尊い客人などをもてなした部屋。ここで食事が整えられ、すぐ近くにトイレもあり、当時のVIP待遇だった。この部屋もゴシック様式アーチ型の天井と葉型模様の装飾が優美。 | |||
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