教会外観
教会内部
どらまちっく・ひすとりー
バード・イシュル教区教会
stadtpfarrkirche Bad Ishl
教会正面

 バード・イシュルの教区教会は、最初に記録に残っているのが1320年と歴史のある教会です。その後、この教会がイシュル教区の公文書に登場するのは1396年のことですが、塩を運ぶ船の水夫の安全を祈り、神の祝福を得るために「聖ニコラウス」に捧げる教会となりました。1769年には古い教会が壊され、現在の新しい教会が再建されました。
 そして、皇帝フランツ・ヨーゼフが1854年より毎年夏にこの別荘で過ごすようになると、この聖ニコラウス教会は「ホーフプファル教会」と呼ばれるようになりました。そして、皇帝は1880年8月に50歳の誕生日の記念として教会の大ががりな装飾を完成させました。特に、素晴らしい天井画はこの教会の自慢です。
 バード・イシュルは作曲家レハールのゆかりの地で記念館がありますが、多くの交響曲を作曲したブルックナーにもゆかりが深く、この教会で演奏したことに敬意を示し、教会の入り口に肖像入りのプレートが掲げられています。