↑主塔まで登ると、ゲントの街の素晴らしい景観を堪能できます。 | |||
バイキングの侵入に対抗するために、848年頃にボードワン伯爵が建てた城砦が起源で、1180年フランドル伯フィリップ・ダルザスが再建したもの。シリアにある十字軍の要塞をモデルにしたと言われています。
フィリップの父ティエリー・ダルザスは、ブルージュの聖血礼拝堂に納められている「聖血」を十字軍の遠征で持ち帰ったことで有名な人物です。
周囲に堀をめぐらせた堅牢なつくりで、城というより中世の頑丈な要塞といった趣き。今にも鉄の甲冑を着た中世の騎士が出てきそうな雰囲気です。
暗い通路を通って当時の拷問室や牢獄などを見学できるほか、拷問器具の展示もされています。西洋らしい華やかな宮殿の見学とは趣が違いますが、争いの絶えなかった中世の様子を垣間見ることができます。
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