レジデンツ宝物館
聖ゲオルグの彫像 宝物館展示品 宝物館展示品
左は宝物館のチケットにも印刷されている「聖ゲオルグの彫像」。そのほか王冠や宝石など貴重な宝物が展示されている。そのほかレジデンツ内にも貴重なヴィッテルスバッハ家ゆかりの品々が展示されている
各部屋をつなぐ通路 玉座の間 
玉座の間
レジデンツ中庭側の外装

★2階居住スペース

おびただしい数の部屋が並んでいて、自由に見学できます。ほとんどすべての部屋の装飾に金の細工が施されており、絢爛豪華が部屋が続いています。至るところに絵画が飾られており、また宝物レベルの高価な装飾品もあちこちに展示されていて、フランス王家やウィーンのハプスブルク家に劣らぬ権勢を見せつけています。オーディオガイドがなかったのが、ちょっと残念、、!

レジデンツ中庭の装飾
王室礼拝堂
王室礼拝堂
先祖画ギャラリー
★先祖画ギャラリー

ヴィッテルスバッハ家の王と一族の肖像画121枚が展示された回廊。金の細工が絢爛豪華 !

 5世紀に渡りバイエルンを統治したヴィッテルスバッハ家の本宮殿。最初の居城は、レジデンツの敷地内にある旧王宮アルター・ホーフでしたが、多発する市民の反乱を機に1385年に新しい宮殿の建設をスタートさせました。それから、何度も増改築が繰り返され、ほぼ現在の形で完成したのが、19世紀のルートヴィッヒ1世の時代でした。400年以上の歳月を費やして築かれてきただけあって、ルネサンス、ロココ、バロック、新古典主義の各様式が混在しているのが特徴です。
 ヴィッテルスバッハ家は、音楽や建築など芸術を好み、洗練された高い文化を育ててきた家柄。レジデンツも外観はシンプルですが、宮殿内は洗練された豪華な装飾であふれています。ゲーテやナポレオンもこのレジデンツを訪れた際には、その煌びやかさに驚嘆したのだとか。
 
 1918年にバイエルンは王政が崩壊して最後の王ルートヴィッヒ3世が退位しましたが、このレジデンツはその2年後に一般公開されました。第二次世界大戦で大きな被害を受けたものの、40年の歳月をかけて入念な修復工事を行ない、ほぼ元の姿を取り戻しています。
 現在、レジデンツ内部は「レジデンツ博物館」「レジデンツ宝物館」として公開されています。「レジデンツ博物館」は王宮の内部の広間や数々の部屋がそのまま見られるもので、ハイライトは「アンティクヴァリウム」や「祖先画ギャラリー」「銀の間」など。「レジデンツ宝物館」は、ヴィッテルスバッハ家に伝わる豪華な宝物が展示されています。そのほか、レジデンツにはクヴィリエ劇場(旧王宮劇場)やレジデンツ庭園などもあります。

アンティクヴァリウム ★アンティクヴァリウム
(考古館)
 


レジデンツ見学の最大の見どころ。16世紀のアルプレヒト5世時代に建てられたもので、現存するレジデンツの中では最も古い。奥行きは69mで、ルネサンス様式の丸天井には見事なフレスコ画が描かれ、落ち着いた中にも豪華な空間を演出しています。


※レジデンツは毎日、午後1:30より見学できる部屋が一部入れ替わります。このアンティヴァリウムや「銀の間」は時間に外れると見れなくなる場合があるので注意


←アンクティヴェリウムの側面には、アルプレヒト5世が収集した古代の彫像がずらりと並んでいます。
アンクティヴェリウム彫像
レジデンツ外観
レジデンツ正面
▲レジデンツ前のマックス・ヨーゼフ広場。 広場中央にはマックス・ヨーゼフ1世の銅像がある。写真の右手にはバイエルン州立歌劇場がある。
 
レジデンツ 
RESIDENZ