イギリス庭園
 1789年、選挙候カール・テオドールの時代に、公共の施設として誕生した公園で、ミュンヘン市民最大の憩いの場所となっています。「イギリス庭園」はドイツ最大級の公園、面積3.7平方キロメートルの広さを誇っており、森をはじめ、人工の川や湖もあり、自然をそのまま楽しめます。
 園内には1972年のミュンヘン・オリンピックの開催を記念して日本が贈った「日本茶室」やビアガーデンで有名な「中国の塔」があり、公園の名所となっています

 ↑「中国の塔」
 周囲は何千席もある大きなビアガーデンです。
州立歌劇場
バイエルン州立歌劇場

 1811年〜18年にかけて建てられたオペラ劇場。芸術を愛したマクシミリアン1世は、ミラノのスカラ座やパリのオペラ座に負けないようなギリシア神殿風の堂々とした劇場を造らせました。
 歌劇場は、マックス・ヨーゼフ広場にありますが、王家の居城であるレジデンツと接しており、王国の中心ともいえる重要な場所に建っています。後に、ルートビッヒ2世がたった1人で、ワーグナーのオペラを鑑賞したのもこの歌劇場でした。 現在は、毎年7月に「ミュンヘン・オペラ」が開催されています。

プロピュライオン
プロピュライオン(古代ギリシャ神殿柱廊門)

 ミュンヘンの誇る美術館の立ち並ぶエリアに近いケーニヒ広場に建つ門で、これもまたルートビッヒ1世の命により19世紀半ばにクレンツェにより建造されたもので、ギリシャとエジプトの建築要素を取り入れられています。切り妻の彫像はルートヴィヒ・フォン・シュヴァンターラーの作で、ギリシャ王オットー(ルートヴィヒ1世の息子)の下で行なわれたトルコに対する「ギリシャ独立戦争」(1821-29)を讃えたもの。

シーゲスチトア
ジーゲスチトア (勝利の門)

 バイエルン軍の戦功を讃え,ローマのコンスタンチヌス門を模範にして、ルートビッヒ1世によって19世紀の半ばに9年かけて建造されました。現在のものは、第二次世界大戦で被害を受け、戦後、復興されたもの。将軍堂より北側、ルートビッヒ通りに堂々と建つミュンヘンのシンボルの1つ。

ティリー将軍像と記念碑

将軍堂

将軍堂

1841年から44年にかけて、ルートヴィッヒ1世の命を受けて建てられた高さ20メートルの弓型の殿堂。フィレンツェの「ロッジア・デイ・ランツィ」を模範としている。アーチの左側に建っているのは三十年戦争で活躍したティリー将軍の銅像で、右側はフランスと戦ったヴェルデ将軍の彫像です。また、中央には1870年から71年の「普仏戦争」の戦勝を記念した「バイエルン軍隊記念碑」が建てられています。
 ルートヴィッヒ通りは、この将軍堂の地点で、レジデンツ通りとテアティナー通りの2股に分かれており、「将軍堂」の右側を走るテアティナー通りを挟んだ向かいには、外観のイエローが目を引くティアティナー教会があります。ここも、ミュンヘンを代表する教会の一つ。

どらまちっく・ひすとりー


まだまだあります! ミュンヘンの見どころ