ハプスブルク家出身の神聖ローマ帝国皇帝。１５００年、ブルゴーニュ生まれ。母がスペイン女王となったため、ヨーロッパだけでなく新大陸などに広がる広大な領土を受け継ぎ、大帝国を統治する。宗教改革期の動乱やオスマントルコの圧迫といった困難を巧みに乗り切り、ハプスブルク家の確固たる地位を築きあげた。

★モーツァルト★

ザルツブルク生まれの天才音楽家。３５年の短い生涯で７００曲にもおよぶ名曲を生み出した。そのジャンルは、交響曲や協奏曲をはじめミサ曲やオペラなど幅広い。死後、その謎に満ちた波乱の人生にも注目が集まり、映画やミュージカルにもなって人々の関心を集めている。２００６年は生誕２５０周年の記念すべき年だった。

フランスの太陽王ルイ１４世の無冠の王妃。由緒ある家系の出だが、父親が犯罪人だったため監獄で生まれる。１０代で当時の有名作家スカロンと結婚。その後、サロンを通して国王ルイ１４世の愛妾モンテスパン夫人の子女の養育係となるが、その温かい人柄と知性で国王の心の支えとなり、王妃の死後、極秘結婚をした。

バイエルンの国王として１８歳で即位。心酔していた作曲家ワーグナーを庇護したほか、ノイシュヴァンシュタイン城など絢爛豪華な夢の城を次々と建築。人を嫌って孤独を愛し、「メルヘン王」とも「狂王」とも呼ばれる。４０歳の時に退位を迫られ、翌日、湖で溺死しているのを発見される。その死因は今も謎のまま。