街の守護聖人である聖ルーペルトスが696年に建設した修道院の跡地に、12世紀に建設されたロマネスクの教会が基礎になっており、ザルツブルクの発祥の地ともいえる場所に立っています。 内部は18世紀にロココ様式に改修されており、祭壇や天井・壁面などは華麗な装飾が施されています。 「聖ペテロの生涯」「十字架を背負うイエス」など、キリストに関する多くの絵画が飾られていて、華やかな中にも厳かな雰囲気です。 この教会では、たびたび若き日のモーツァルトが演奏をしました。1783年には、宮廷楽団全員の参加により自作のミサ曲の指揮をしたことも姉ナンネルの日記に記されています。 また、教会に隣接しているレストラン 「シュティフツケラー・ザンクト・ペータ ー」は、岩肌を利用したケラーで、修 道院が運営しています。