どらまちっく・ひすとりー 旅とともに...



フランソワ1世の回廊
フォンテーヌブロー宮殿
フランソワ1世の回廊

 イタリアのルネサンス芸術に魅せられたフランソワ1世が、その想いを込めて創らせた夢の空間―。 国王の住居棟と聖王ルイの建てた三位一体礼拝堂を結ぶ目的で1528年に建てられた翼館の中にあります。
 フランソワ1世は、イタリアから招いた芸術家ロッソ・フィオレンティーノに回廊の装飾を任せました。ロッソは、イタリアやフランスから画家や彫刻家を集め、フラスコ画やスタッコ(化粧漆喰)の彫刻を施し、優美な世界を見事に演出しました。
 長さ60m、幅6mのこの回廊は、当初は国王専用の通路だったが、後に一般にも開放されるようになったという。
 

回廊にはギリシア・ローマ時代を題材にした絵画が並んでいる。絵画をの周りには、裸体の男女や天使を中心とした豪華なスタッコ装飾で縁取られているが、それ自体にも何らかの意味が込められている。

回廊には、「馬蹄形の階段」を登ったところにある玄関ホールからの入ることができる。扉の装飾も見事。
この絵の中心に描かれたゾウは、
百合の花飾りをつけており、フランソ
ワ1世を表している。他のすべてのも
のを圧倒するゾウの迫力は、王の権
力を象徴している。






回廊下部の緻密な木彫細工にはフランソワ1世
の頭文字「F」や「火とかげ」(フランソワ1世の紋章)
などが見られる。

回廊の奥に飾られているフランソワ1世の像。
★フォンテーヌブロー宮殿TOP ★フォンテーヌブロー宮殿の歴史 ★舞踏会の広間 ★お宝拝見